専門医を目指す参考書

総合内科専門医試験の概要 試験内容と難易度は?

専門医を目指す参考書
ノグさん

皆さんこんにちは、ノグです。
今回は、総合内科専門医試験について掘り下げていきたいと思います。

この記事では
・総合内科専門医試験はいつ受けられる?
・総合内科専門医試験の内容は?
・総合内科専門医試験の難易度は,どれくらい勉強する?
について、今後専門医試験を受験予定の先生方へ向けた記事になっております.

総合内科専門医試験の概要と受験対象者

試験概要

まずは試験概要についてですが、日本内科学会のホームページで記載されております。
認定医制度の手引きの中で,総合内科専門医資格は
認定内科医の水準を超えて、広く研修医・レジデントや他診療科医からのコンサルテーションにも応じて適切な指導や内科診療を指示できるなどの臨床能力の評価を目的とする。
と定められており,内科エキスパートと言えるでしょう.

受験対象者(いつ受験できるのか?)

日本内科学会にてpdfでまとめられているのがこちら
少しわかりにくいですが,つまりは
2021年以降の総合内科専門医試験の受験者は2つに分けられます.
  1. 現在,認定内科医(昔の試験)を取得している場合
  2. 現在,新・内科専門医を取得している場合
さらに現在,認定内科医(昔の試験)を取得している場合は以下の3パターンに分けられます
  1.  2021年以降に初めての更新を迎える場合
    病歴要約なしで1度のみ受験可能
  2.  2020年までに1回以上更新している場合または1)で受験したが不合格の場合
    病歴要約を提出して受験可能
  3.  1度も認定内科医を更新していないが,認定内科医取得して3年以上経過している場合
    病歴要約を提出して受験可能

現在,新・内科専門医を取得している場合は病歴要約を提出して受験可能となります.

例えば自分は2017年に認定内科医試験を合格しましたが,その場合

すでに認定内科医取得してから3年経過しているので総合内科専門医を受験する(3の場合)か,1度認定内科医を更新(2022年以降)してから受験する(1の場合,つまり最短で2023年度受験)かを選ぶことができます.

ただし,3)の場合はすぐに受験できますが,病歴要約10症例の提出が必要になります.
病歴要約はこちらに定められている通り,
総合内科領域,臓器別分野でばらばらに作成しないといけないためスペシャリティに進んでしまうとなかなか作成が難しくなります.

自分も当てはまりますが,その場合は1度認定内科医を更新した後(つまり認定内科医取得後5年経過して更新後),病歴要約なしで1度だけ受験可能なので,それを目標に定めると良いでしょう.

またいずれの場合にもセルフトレーニング問題を2回以上受講して60%以上の正答率で合格しておくことが必要になります.

毎年1回行われているので,あらかじめ準備をしておきましょう.

試験内容と合格率

試験内容

試験内容は問題数200問のマークシート方式となっており,単純択一(5つの選択肢から1つ選べ)と多真偽形式(5つの選択肢から2つ選べ)の2パターンとなっています.
さらに一般問題(50/200題)と臨床問題(150/200題)に分かれます.
難易度は従来の総合内科専門医試験と同等とのことなので,それなりの対策が必要になると考えられます.

合格率は結構厳しい。。

総合内科専門医試験の合格率はここ5年間で56%〜72%となかなかシビアであるとされています.
2019年度ではおよそ5400人が受験し,合格は3500人程度でした.

まとめ

試験概要,受験資格,試験問題と難易度についてご理解いただけたかと思います.

対策については別で記事を作成予定です.

ノグさん

2023年度に自分も受験しました!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました