皆さんこんにちは現役内科医のNOGUです.
今回は解剖学を学ぶ時に役立つ教科書を厳選してご紹介します.
この記事は
という医学生や若手医師、研究者に向けて,厳選した10冊をご紹介します!
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1. プロメテウス解剖学 コア アトラス 第4版
プロメテウス解剖学 アトラス 第4版 Anne Gilroy
解剖学を学ぶにあたり、必須になるのがアトラスです。全ての臓器の解剖が図になっている図鑑ですね。基本的におすすめのアトラスとしては定番の3種類があるかと思います。その一つであるプロメテウス解剖学、2022年10月に改定されたばかりで、特徴としては臨床の知識とつなげながら学びやすく、解剖学この1冊でも切り抜けることが十分可能な1冊です。
2. ネッター解剖学アトラス[電子書籍付](原書第7版)
こちらも定番の1つ。個人差はありますが、イラストは個人的には一番綺麗だと思います。また、解剖学のコアアトラスはどれも大判で厚みと重さがありますが、電子書籍付きでipadなどでささっと読んだり、拡大してみることができるのは素晴らしいです。実際、NOGUはネッターをメインに使って解剖学を学びました。
3. グレイ解剖学 原著第4版 電子書籍付(日本語・英語)
グレイ解剖学 原著第4版 電子書籍付 日本語・英語 Richard
3大定番アトラスの3番目。基本的にこれら3冊のうちから自分にあったものを選択するのがいいかと思います。グレイも電子書籍がついているので使いやすさはありますが、最新版は2019年と次の改訂がそろそろあるかもしれません。印象としてはグレイが最も図の見易さのポイントが高いと思います。
4. イラスト解剖学 第10版
イラカイと(自分が勉強していた時は)呼ばれていました。解剖学はひたすら暗記量が多いですが、解剖生理や臨床において、重要な解剖部位とそうでない部分とに分かれてきます。臨床などで重要視される=上級生になっても役に立つ「ポイント」に焦点を当てて書かれているのがイラスト解剖学でありおすすめです!NOGUの勉強していた時は口頭試問対策に使っていました。試験対策などにもおすすめですね。
5. QUICK生理学・解剖学〜人体の構造と機能・病態生理
QUICK生理学・解剖学〜人体の構造と機能・病態生理 松尾 理
最近出版された新しく、解剖学と生理学をまとめてガンガン学べる一冊です。各項の最初に要点整理がまとめられていて、毎日コツコツ読んで勉強していけば確実に生理学とつなげて解剖学を学べます。時間がまとめて取れたら一気読みしたい本です。
6. 標準解剖学
イラストのわかりやすさと説明がセットになっており、標準シリーズで勉強を進めたい人は使って問題ない1冊。ただ、あえておすすめするかというと、アトラスをメインに置くのであれば、サブとしては少し重いかも?説明はしっかりしているので、文章で理解をしていくのにはおすすめできます!
7. 解剖トレーニングノート
解剖部位の名称が空白になっている書込み式ドリルです。暗記量が多いので、ちゃんと覚えられているか、抜けてしまっていないかの確認をひたすら行うことになりますが、ドリル方式は確認する時間的コスパが最強ですので、確認のために必須の1冊です。
8-10. 骨単/ 肉単 ―語源から覚える解剖学英単語集
骨単―ギリシャ語・ラテン語 語源から覚える解剖学英単語集 骨編 原島 広至
肉単―ギリシャ語・ラテン語 語源から覚える解剖学英単語集 筋肉編 原島 広至
骨単はその名の通り骨の単語帳です。肉単はその名の通り筋肉の単語帳です。全ての骨、筋肉の名前を覚えるのにもってこいの1冊。英語表記も併記されている点が非常に良く、英語名と一緒に覚えられるので、骨単、肉単はセットで使っていました。アトラスや実習で勉強した後の振り返りにも使えます!
読んだことないですが、同じシリーズでツボ単というのもあるようです。
いかがでしたか.
解剖学習得を目指す医学生,若手医師は是非参考にしてくださいね!
他にもこんな参考書が役に立つなどあればコメントお待ちしております!
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