専門医を目指す参考書

感染症科おすすめ参考書7選【2024年現役医師による最新レビュー付き】

専門医を目指す参考書

 

ノグさん

皆さんこんにちは現役内科医兼,医学書オタクのNOGUです.
今回は感染症科で役立つ参考書で今までNOGU自身が読んできたものの中から実際の臨床で役立つ参考書を厳選してご紹介します.

この記事は

感染症科を勉強したいけどおすすめの参考書は?

という研修医や若手医師の先生に向けて,厳選おすすめ参考書をご紹介します!

感染症プラチナマニュアル Ver.7 2021-2022

感染症プラチナマニュアル Ver 8 2023 2024 Grande 秀昭

感染症プラチナマニュアル Ver 8 2023 2024 Grande

医師だけでなく,今や薬剤師などコメディカルも愛用のプラチナマニュアル.

コンパクトでまとまっていて,抗菌薬と病態の2面からアプローチされていてかつ,
実際の治療まで記載されている多くの感染症はこれだけでもカバーできそうな1冊です.

もうver.7になるのですね.自分が研修医の時に始めて出て一緒に成長してきたようなものなので
個人的にもかなり愛着があります.
もちろん2021-2022も購入しました.COVID-19についても新たに加えられていて読み応えもあります!

 

必須度  ★★★★★★★☆☆☆
必修度  ★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度★★★★★★★★★★

レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版

レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版 青木 眞

レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版 青木 眞 

感染症科を志す医師として青木先生を知らない人はいないのでは?

辞書を超える分厚さで目を引くこの1冊.

使い方も,自分はもちろん辞書としてですが,気になる部分を通読するのもこれまた情報量がとても多いので新しいことが学べてとても楽しいです.

臨床の心強い味方である診療マニュアルはレジデントのためとありますが,医師人生で一生助けてもらうような気がします.

中身を見たことない人はまず手に取ってみてみるのをおすすめします.

必須度  ★★★★★★★★★★
必修度  ★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度★★★★★★★★☆☆

感染症ケースファイル―ここまで活かせるグラム染色・血液培養

感染症ケースファイル―ここまで活かせるグラム染色・血液培養 谷口 智宏

感染症ケースファイル―ここまで活かせるグラム染色・血液培養 谷口 智宏

少し古い本になるのですが,自分が初期研修医の時にお世話になった1冊です.

ケースファイルの名の通り,メジャーな感染症疾患が症例ベースで記載されており,押さえておくべき点がわかりやすくまとまっているため,とても勉強になりました.

教科書みたいにまとまっている本はなかなか内容が頭に入りにくい一方で,1症例ずつこなしていくことで確実に知識となる飽きない1冊です.

必須度  ★★★★☆☆☆☆☆☆
必修度  ★★★★★★★★☆☆
おすすめ度★★★★★★☆☆☆☆

抗菌薬の考え方 使い方 ver 5 コロナの時代の差異

抗菌薬の考え方 使い方 ver 5 コロナの時代の差異 健太郎

抗菌薬の考え方 使い方 ver 5 コロナの時代の差異

こちらも有名人である岩田先生の著書感染症診療の基本的から,抗菌薬,微生物,疾患各論までとても幅広く記載されています.

話し言葉で書かれているのでどんどん読み進めることができます.

全体像をざっと把握したい人にはおすすめです.

必須度  ★★★★★☆☆☆☆☆
必修度  ★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度★★★★★★☆☆☆☆

わかる抗菌薬 (Essence for Resident) / 使いこなす抗菌薬 (Essence for Resident)

わかる抗菌薬 Essence Resident 天沢 ヒロ   使いこなす抗菌薬 Essence Resident 天沢 ヒロ

わかる抗菌薬 Essence Resident 天沢 ヒロ

使いこなす抗菌薬 Essence Resident 天沢 ヒロ

2冊でセットのわかる抗菌薬と使いこなす抗菌薬.

抗菌薬にフォーカスを当ててとても理解しやすくまとめられているシリーズです.

抗菌薬を初めて勉強するにはもってこいですので,2冊まとめて購入をお勧めします.一瞬で読み切れます!

必須度  ★★★★★☆☆☆☆☆
必修度  ★★★★★★★★★☆
おすすめ度★★★★★★★☆☆☆

病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方 第2集 IDATEN感染症セミナー実況中継

病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方 第2集 IDATEN感染症セミナー実況中継 IDATENセミナーテキスト 編集委員会

病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方 第2集 IDATEN感染症セミナー実況中継 IDATENセミナーテキスト 編集委員会

血液疾患,免疫疾患,膠原病,移植後などで免疫抑制剤使用中など,宿主免疫の抑制された状態では
重症化しやすい,稀な病原体で発症するなど,感染症の難しい部分が集まりやすいですが,そういった免疫不全状態の感染症についていかに考えて診療していくかがまとめられています

内容の質が高く,とても勉強になる良書ですので,購入して熟読して間違いなしです.

必須度  ★★★★★★★☆☆☆
必修度  ★★★★★★★★☆☆
おすすめ度★★★★★★★☆☆☆

いかがでしたか.

感染症科の参考書は書店でもかなり数が多いため,質が高く勉強になる参考書をぜひみつけてくださいね.

ノグさん

他にもこんな参考書が役に立つなどあればコメントお待ちしております!

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