皆さんこんにちは現役内科医兼,医学書オタクのNOGUです.
今回は救急対応で役立つ参考書で今までNOGU自身が読んできたものの中から実際の救急で役立つ参考書を厳選してご紹介します.
この記事は
・これから救急を勉強するけど何から手をつけたらいいかわからない.
という若手医師の先生に向けにまとめています.それではどうぞ!!!
あなたも名医!もう困らない救急・当直 ver.3 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻! (jmed51)
あなたも名医 もう困らない救急・当直 ver 3 当直をスイスイ乗り切る必殺虎の巻 jmed51
Step Beyond Residentシリーズを執筆されている有名な林先生が書いているまさに虎の巻!
主訴別の最初アプローチが丁寧に書かれていて,まず最初に通読するのもおすすめであり,
かつ主訴ごとにパッと見直すのもできます.
成書のようなとっつきにくさもなく,すらすら読めるのもおすすめポイントですね!
当直医マニュアル2024 第27版
今年も年末に新しくなりました.白衣のポケット率No.1ではないかと思うこの1冊.
その名も当直医マニュアル!救急疾患のほとんどをカバーしており,あらゆるスコアだったり,
入院適応の有無だったり,判断を助けてくれるこの一冊.サイズも白衣にもスクラブにも収まっていい感じです!
当直ハンドブック
こちらは昨年発売された,救急当直疾患や対応疾患がコンパクトにまとめられている良書です.
500ページ以上にかなり濃密に書かれているので,基本的な対応や必要事項は網羅的に情報を得ることができます.
救急前などにパラパラ目を通すのもおすすめです.
救急外来 ただいま診断中!
こちらも救急外来で遭遇する症候の実臨床に即した流れが分かりやすく解説されています.
情報量は多めですが,逆に初期研修医はこれ1冊をしっかりと通読するだけでかなり力がつくと思います.
京都ERポケットブック
京都ERポケットブック 第2版 洛和会音羽病院救命救急センター・京都ER
こちらはコンパクトで持ち歩きサイズのアンチョコ本として優秀な1冊.
1つの項目が数ページと端的にまとめられているため,現場で見落としがないかチェックしたりする時にも役立ちます.
総合内科病棟マニュアル 疾患ごとの管理(青本)
こちらは救急含めて内科疾患の検査や対応について網羅的に記載されており,
初期研修医はもう1冊姉妹本の赤本と一緒に読んで全て通読しておくべし.
これ読んでいる研修医と読んでいない研修医では明らかに差がでると思います.
自分は出版された直後に電子書籍で購入して読みました!
総合内科病棟マニュアル 病棟業務の基礎(赤本)
上記の青本とセットになるような参考書.病棟業務,入院全般のマニュアルになります.
救急対応後の入院管理まで必要になることも多いかと思いますが,基本が詰まっているので
予め頭に入れておくだけで病棟ナースや上級医から一目置かれるかと思います.
個人的には,ACPなどは勉強になりました.
内科救急診療指針 2022
内科救急診療指針2022 一般社団法人 日本内科学会専門医制度審議会 救急委員会
こちらは内科学会主催のJMECCという救急講習会のマニュアルです.
内科系医師を目指す方はいずれ購入することになる場合が多いので,早めに準備しましょう.
自分はJMECCのインストラクターもしておりますが,この本は救急初期対応が症候と代表疾患別で非常によくまとめられています.
改訂第5版日本救急医学会ICLSコースガイドブック
改訂第5版日本救急医学会ICLSコースガイドブック 日本救急医学会ICLSコース企画運営委員会ICLSコース教材開発ワーキンググループ
上の内科救急コースまたは院内救急コースで救急学会主催のICLSで用いられるマニュアル.
基本のBLSから除細動,気管挿管の実際の手順や考え方が記載されています.
とても薄く数時間で読破することができて必要な情報がまとまっているのでおすすめです!
外傷初期診療ガイドラインJATEC
こちらは外傷の初期診療マニュアル.救急外科対応の基本が示されていて,診療の基本順序がわかりやすくまとめられています.
外科医,救急医を目指す医師にとって必須の1冊ですね.
2021年に新しくなりましたので,旧版をお持ちの先生も是非!
他にもこれはおすすめという本がありましたら是非コメントで教えてくださいね!
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