
薬理学は暗記科目と思われがちですが、実際には作用機序と使いどころがつながった瞬間に一気に楽になる分野です。最初から分厚い本で消耗するより、理解しやすい教材で全体像を作り、必要に応じて標準的な教科書に進む方が結果的に近道になります。本記事ではその考え方に沿って、用途別に8冊を紹介します。
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1. NEW薬理学 改訂第8版
日本語薬理学教科書の中では最も標準的な位置づけにある一冊です。薬物動態から各系統薬まで網羅的に整理されており、国試やCBTで求められる知識を大きく外しません。文章はやや硬めですが、記述は正確で、後から調べ直す際にも信頼して使えます。最初の1冊としては重く感じる場合がありますが、ある程度基礎が入った後に読むと理解が安定します。
【2026年時点の位置づけ】 日本語で網羅的に薬理学を固めたい人の基幹テキストです。
2. シンプル薬理学 改訂第6版
薬理学が苦手な人でも読み進めやすい構成で、最初の導入に向いた一冊です。重要な薬剤と作用機序がコンパクトに整理されており、全体像を短時間で把握できます。細かい副作用や例外的な使い分けは少なめなので、まずは薬理学に慣れる目的で使うのが適しています。ここで理解の感覚をつかんでから標準的な教科書に進むと負担が減ります。
【2026年時点の位置づけ】 薬理学がとっつきにくい人の最初の一冊としておすすめです。
3. イラストレイテッド薬理学 原書8版
イラスト中心で、薬の作用点や機序を直感的に理解できます。文章量は控えめで、図を追うだけでも全体像が見えてくるのが強みです。日本語訳なのでとっつく際に大きな支障はありません。通読よりも、理解が曖昧な領域を補強する使い方に向いています。
【2026年時点の位置づけ】 視覚的に理解したい人や復習用として価値の高い一冊です。
4. イラストでまなぶ薬理学 Web講義動画付
イラストに加えて講義動画が付属しており、独学が苦手な人でも理解しやすい構成です。薬理学を一人で読み進めるのがつらい場合、動画で流れをつかんでから本文を読むと理解が進みます。内容は基礎寄りで、細部まで網羅するというよりは全体像を作る目的に向いています。
【2026年時点の位置づけ】 薬理学の入り口として、学習習慣を作るのに適した教材です。
5. FLASH薬理学 改訂版
要点をテンポよく確認できる復習向けの一冊です。薬剤名と作用機序を素早く思い出す用途に向いており、試験前の総整理に力を発揮します。初学者がこれだけで理解を作るのは難しいですが、基礎を学んだ後の確認としては非常に効率的です。
【2026年時点の位置づけ】 試験直前や短時間学習の仕上げ用としておすすめです。
6. 標準薬理学 第8版
医学部で指定されることも多い標準的な教科書です。記述は正確で、薬理学の体系をきちんと理解したい人に向いています。一方で文章量は多く、最初からこれに挑むと負担が大きくなりがちです。基礎が入った後に読み進めると、知識の抜けが整理されます。
【2026年時点の位置づけ】 体系的に薬理学を固めたい人のための一冊です。
7. 薬の基本とはたらきがわかる薬理学
薬理学をできるだけ平易な言葉で説明しており、基礎概念の理解に重点が置かれています。薬が体内でどのように作用し、なぜその効果が出るのかをイメージしやすい構成です。専門的な深掘りは少ないものの、理解の土台作りとしては十分な内容です。
【2026年時点の位置づけ】 薬理学が苦手な人の導入用として使いやすい一冊です。
8. 休み時間の薬理学 第3版
短時間で読める構成で、学習のハードルを大きく下げてくれます。大学入学前や薬理学に入る直前のウォーミングアップとして使うと効果的です。ただし情報量は限定的なので、これだけで完結させるのはおすすめできません。他の教科書と組み合わせて使う前提の本です。
【2026年時点の位置づけ】 最初の一歩を踏み出すための補助教材として位置づけるのが現実的です。

いかがでしたか。薬理学は暗記で押し切ろうとすると必ず限界が来ます。理解しやすい教材で全体像を作り、標準的な教科書で土台を固め、最後に復習用の教材で仕上げる。この流れを意識するだけで、学習効率は大きく変わります。
医学生や研修医の方は、ぜひ自分の段階に合った一冊を選んでみてください!!









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